ROM
「Read-Only Memory」の略です。
ROMは、デバイスの動作に必要な基本的な命令を保存する、電子機器に搭載されている一般的なハードウェア部品です。電源を切ると消去される揮発性の一時的なメモリであるRAMとは異なり、ROMは不揮発性のメモリです。ROMではデータがチップに書き込まれ、電源から切り離してもそのまま残ります。ROMチップは、タスクを実行するためにソフトウェア命令を必要とするすべての電子機器に搭載されています。コンピューターやスマートフォンから、自動車、電子レンジ、電子玩具まで、さまざまな機器で使われています。
ROMチップに書き込まれたソフトウェア命令はファームウェアと呼ばれます。コンピューターは、起動して他の部品を動作させるために必要な基本的な処理を行う、BIOSという種類のファームウェアを含む専用のROMチップを使用します。
ROMを使用するデバイスの技術的な要件に応じて、利用できるROMチップにはいくつかの種類があります。
- マスクROMは最も初期のROMで、チップの製造時にソフトウェア命令が回路へ直接、物理的に組み込まれます。
- プログラマブルROM、またはPROMは、製造時には空のROMチップで、1回だけ永久的に書き込むことができます。
- 消去可能プログラマブルROM、またはEPROMは、回路を紫外線にさらすことで消去し、再び書き込めるプログラマブルROMの一種です。
- 電子的消去可能プログラマブルROM、またはEEPROMは、電子的に消去して書き換えることができます。この種類のROMを使用するデバイスでは、他の機器を必要とせず、ファームウェアを簡単に更新できます。
- フラッシュメモリは、すばやく書き換えられるEEPROMの一種です。以前は他の種類のROMより大幅に高価だったため、用途が限られていました。しかし現在は価格が大幅に下がり、最も一般的なROMチップ技術になっています。
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