LiDAR
「Light Detection and Ranging」の略です。LiDARは、光のパルスを使って周囲の物体を検出する距離検出技術です。LiDARスキャナーは、各パルスが反射して発信元に戻るまでの時間を計算することで、各物体までの距離を判断します。複数の光パルスを使うことで、スキャンした範囲の3D深度マップを作成できます。
LiDARはもともと、地形図の作成など、地形のマッピングに使われていました。ドローンやその他の航空機に搭載された高出力のLiDAR装置は、一度に広い範囲をスキャンできます。LiDARとGPSのデータを組み合わせることで、スキャンした場所の3次元マップを作成できます。
近年では、LiDARは自動車やスマートフォンなど、日常的に使うデバイスにも搭載されるようになりました。
自動車のLiDAR
現代の乗用車やトラックは、周囲の車両やその他の物体を検出するためにLiDARを使います。短距離LiDAR(50メートル未満)は、死角検知や駐車支援などの機能を実現します。長距離LiDAR(最大200メートル)は、アダプティブクルーズコントロールや自動緊急ブレーキなどの機能を可能にします。
スマートフォンのLiDAR
iPhone 12 Pro以降など、現代の高性能スマートフォンには短距離LiDARが搭載されています。この深度検知技術により、写真の品質が向上し、拡張現実(AR)機能が利用できるようになります。たとえば、写真を撮影するとき、LiDARはスマートフォンがフレーム内の主要な物体を検出してピントを合わせるのに役立ちます。Snapchatのフィルターなど、AR技術を使うときには、LiDARによって顔の検出性能が向上し、より滑らかで正確なマッピングが可能になります。
NOTE:AppleのFaceIDは3D画像処理を使って顔を検出しますが、LiDARではなく赤外線技術を使用しています。
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