AIFF
「Audio Interchange File Format」の略です。AIFFは、音声データを保存するために設計されたファイル形式です。Apple Computerが開発しましたが、Amigaシステムで元々使用されていたコンテナ形式、Electronic ArtsのIFF(Interchange File Format)を基にしています。
標準的なAIFFファイルには、16ビットのサンプルサイズで、44.1キロヘルツのサンプリングレートで録音された、非圧縮のステレオ音声2チャンネルが含まれます。これは、CDが同じ音声仕様を使用しているため、「CD音質の音声」とも呼ばれます。AIFF音声は1分あたり10MB強の容量を使用するため、AIFFとして保存した4分間の曲には、40MB強のディスク容量が必要です。これは.WAVファイル(AIFFファイルと同じサンプルサイズとサンプリングレートを使用します)とほぼ同じです。ただし、128kbpsで録音した同程度のMP3ファイルの約10倍、256 kbpsで録音したMP3ファイルの約5倍のサイズになります。
圧縮音声ファイルと非圧縮音声ファイルの音質はほぼ同じであるため、インターネットで配信されるほとんどのデジタル音声は、.MP3や.M4Aなどの圧縮形式で保存されます。これにより、WebサイトやiTunes Storeから音声をダウンロードする処理が、より高速かつ効率的になります。ただし、元の音声データを非圧縮形式で保存することが重要であるため、AIFFファイルは現在でも音声録音に広く使用されています。非圧縮のAIFFファイルで作業することで、音声エンジニアはミキシングやマスタリングの工程全体で音質が維持されるようにできます。曲やその他の音声プロジェクトの最終版を保存した後は、圧縮形式にエクスポートできます。
NOTE: 標準のAIFF形式は圧縮された音声データをサポートしていませんが、AppleはAIFF形式のバリエーションとして、音声圧縮をサポートするAIFF-Cを開発しました。この形式も元のIFF形式を基にしていますが、圧縮の種類を定義するための追加領域がファイル構造に含まれています。そのため、AIFF-C形式では複数の圧縮アルゴリズムで生成された音声を保存できます。
ファイル拡張子:.AIF、.AIFF、.AIFC
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