SaaS
「Software as a Service」の略です。
SaaSは、コンピューターにインストールするのではなく、インターネット経由で提供されるソフトウェアです。複数のユーザーに配布される企業向けのアプリケーションによく使われます。SaaSアプリケーションは通常、Webブラウザー内で動作するため、ユーザーはソフトウェアにアクセスするために、対応するブラウザーだけを用意すれば済みます。
SaaSは、ソフトウェアがインターネット、つまり「クラウド」上でホストされるため、クラウドコンピューティングの一部と考えられています。SaaSアプリケーションは個々のコンピューターにインストールするのではなく、リモートのサーバーからアクセスするため、複数のユーザー向けにソフトウェアを簡単に保守できます。たとえば、リモートのソフトウェアが更新されると、クライアントインターフェースもすべてのユーザー向けに更新されます。これにより、異なるソフトウェアバージョン間の互換性の問題がなくなり、ソフトウェアのダウンロードを要求せずに、提供元が段階的な更新を行えるようになります。さらに、ユーザーはデータをオンライン上の中央の場所に保存できるため、ファイルの共有やプロジェクトでの共同作業も簡単になります。
SaaSアプリケーションには、いくつかの種類があります。たとえば、GoogleはGoogle Appsというオンラインアプリケーションのセットを提供しています。これには、オンラインでドキュメントを作成して共有できるGoogle Docs、カスタムWebインターフェースを使ってプロジェクトで共同作業できるGoogle Sites、その他のアプリケーションが含まれます。IntuitはMint.comを通じてオンラインの財務管理ソフトウェアを提供し、TurboTax onlineで税務ソフトウェアを提供しています。MicrosoftのWindows Liveサービスは、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft OfficeプログラムのWeb版を提供しています。オンライン版Officeアプリケーションで作成したドキュメントは、ユーザーのSkyDriveに保存し、他のWindows Liveユーザーと共有できます。SaaSは医療分野でも一般的で、医師はオンラインソフトウェアを使って患者の記録を保存、更新、共有しています。
SaaSソフトウェアには無料で使えるものもあれば、初回の支払いや月額料金が必要なオンラインプログラムもあります。企業向けのSaaSアプリケーションでは商用ライセンスが必要になることが多いものの、オンラインソフトウェアのライセンスは通常、個別のソフトウェアライセンスより安価です。SaaSには多くの利点があるため、ソフトウェアを配布する方法としてますます一般的になっています。
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