SPF
「Sender Policy Framework」の略です。SPFは、メールのなりすましを防ぐために設計されたメール認証システムです。メールメッセージが認証されたIPアドレスから送信されていることを確認することで機能します。SPFは、別のメール検証技術であるDKIMと併用されるのが一般的ですが、両者は互いに依存していません。
SPF検証を行うには、送信者ポリシーフレームワークを送信側のメールサーバーで設定する必要があります。これには、SPFを有効にしてSPFレコードを作成する作業が含まれます。SPFレコードには、特定のドメイン名に代わってメールを送信することを許可された1つ以上のIPアドレスが含まれます。cPanelのようなWebサイト管理ツールでは、コントロールパネルでサービスを有効にすると、SPFレコードが自動的に生成されます。レコードは手動で作成することもできます。以下は、2つのIPアドレスを含む有効なSPFレコードの例です。
v=spf1 +a +mx +ip4:12.34.56.78 +ip4:12.34.56.79 ~all
文字列の先頭にあるv変数はバージョンを表します。aは、IPアドレスがドメインのゾーンファイルにAレコードを持っている場合に「pass」を意味します。mxは、IPアドレスがDNSに一覧表示されているMXホストの1つである場合に「pass」を意味します。ip4は、IPアドレスが対応するIPv4アドレスと一致する場合に「pass」を意味します。最後に、~allは、情報を検証できない場合に「soft fail」を意味します。
SPFチェックで考えられる結果は次のとおりです。
- Pass
- Fail
- SoftFail
- Neutral
- None
- TempError
- PermError
一般に、メッセージが拒否される原因となるエラーは「Fail」応答だけです。受信側のメールサーバーの設定によっては、PermError、TempError、SoftFailでもメッセージが拒否されることがあります。ほとんどの場合、SoftFail応答のメッセージも配信されますが、チェックに合格したメッセージよりもスパムスコアが高くなる可能性があります。そのため、メールクライアントによってメッセージが迷惑メールとして分類されることがあります。SPF検証に合格したメールはスパムとしてマークされる可能性が低く、正当なメッセージの配信性が向上します。
NOTE:DKIMと同様に、メールメッセージのヘッダーを表示すると、通常はSPFチェックの結果を確認できます。
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