プロキシサーバー
プロキシサーバーは、ほかのコンピューターがインターネットにアクセスする際に経由する中継サーバーです。プロキシサーバーは、通過するすべての通信を監視およびフィルタリングできるゲートウェイとして機能します。企業、大学、その他の大規模な組織では、セキュリティを向上させ、ネットワーク通信を管理しやすくするために、自分たちのネットワークでプロキシサーバーを使用することがよくあります。
コンピューターがプロキシサーバーを使用すると、インターネット宛てのすべての通信がプロキシサーバーを経由して送信され、プロキシサーバーが宛先に転送します。応答も同じプロキシサーバーを経由し、プロキシサーバーからコンピューターに送信されます。あなたや組織がプロキシサーバーを使用したいと考える理由はいくつかあります。以下に、特によくある理由を挙げます。
- プライバシー:プロキシサーバー経由でデータを要求するコンピューターは、自分のIPアドレスではなく、プロキシサーバーのIPアドレスを使ってインターネット上の他の場所から認識されます。各リクエストは匿名化されるため、Webサイトが個々のユーザーやデバイスを追跡することが難しくなります。
- コンテンツフィルタリング:プロキシサーバーは、受信するすべての通信を分析し、特定のWebサイトやコンテンツをブロックできます。多くの組織では、ネットワーク上の従業員を安全に保つため、危険な可能性のあるコンテンツ(ウイルスを拡散することで知られるサイトなど)や、職場に不適切なコンテンツ(ポルノなど)をブロックします。
- キャッシュ:異なるデバイスから同じWebサイトが何度も要求された場合、プロキシサーバーはそのWebサイトをローカルデータキャッシュに保存できます。キャッシュから他のユーザー全員に配信できるため、Webサーバーからデータを一度ダウンロードするだけで済みます。これはデータを何度もダウンロードするよりも大幅に高速です。
- セキュリティ:プロキシサーバーは、内部ネットワークとインターネットの間のファイアウォールとして機能する場合があります。受信と送信の両方のネットワーク接続を検査し、信頼できない接続をブロックして、信頼できる接続を通過させることができます。
- ログ記録:ネットワーク管理者は、プロキシサーバーを通過する受信および送信データのログにアクセスし、1か所からすべてのネットワーク活動を監視できます。
- 位置情報:インターネット経由で接続できるように設定されたプロキシサーバーは、現在地を隠すのに役立ちます。遠隔地にあるプロキシサーバーに接続すると、自分の場所ではなくプロキシサーバーの場所にいるように見えるため、場所によって制限されたコンテンツを含むサイトにアクセスできる場合があります。
プロキシサーバーと仮想プライベートネットワーク(VPN)は、どちらもネットワーク通信の中継役として機能できますが、同じものではありません。VPN接続はエンドツーエンドで暗号化されるため、クライアントとVPNサーバーの間にある他のコンピューターが通信を読み取ることはできません。プロキシサーバー接続は必ずしも暗号化されるわけではなく、コンテンツフィルタリングやデータキャッシュなど、別のサービスに重点を置いています。
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