BLE
「Bluetooth Low Energy」の略です。BLE(「Bluetooth LE」とも呼ばれます)は、消費電力を抑えるように設計されたBluetooth無線規格の一種です。Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)によって、Bluetooth 4.0仕様の一部として2009年12月に導入されました。
音声のストリーミングやデータ転送など、一部のBluetoothアプリケーションでは、強く安定した信号と大きな帯域幅が必要です。一方、強い信号を必要とせず、消費電力も少なくてよいアプリケーションもあります。BLEは、このような種類のアプリケーション向けに開発されました。例として、次のようなものがあります。
- フィットネストラッカーなどのウェアラブルデバイス
- スマートホーム家電
- 近接センサー
Google BeaconやApple iBeaconなどの近接センサーは、付近のBluetoothデバイスを検出するために、1秒程度ごとに小さな信号を送信するだけで済みます。これは、Bluetoothのスピーカーやヘッドセットに高音質のステレオ音声をストリーミングする場合と比べて、必要な電力が大幅に少なくて済みます。開発者は、アプリでBLE専用の通信を使用して、スマートフォン、スマートウォッチ、その他のデバイスが使用する電力を大幅に削減できます。
BLEの利点
「Classic Bluetooth」と比べたBLEの主な利点は、消費電力が少ないことです。その結果、バッテリーが長持ちします。たとえば、BLEは腕時計に使われるCR2032電池など、1個のコイン型電池で数年間動作できます。Bluetooth LEは、Classic Bluetoothが対応する100メートルよりも長い距離で通信することもできます。また、Classic Bluetoothの遅延が100ミリ秒であるのに対し、遅延3ミリ秒で高速に接続を確立できます。
NOTE: デバイスのソフトウェアもBLEをサポートしていれば、すべてのBluetooth 4.0デバイスでBLEがサポートされます。
知識をテストする