NFC
「Near Field Communication」の略です。NFCは、電子機器同士が簡単かつ安全に通信できる、短距離のワイヤレス技術です。単独で使用することも、Bluetoothなど、ほかのワイヤレス技術と組み合わせて使用することもできます。
NFCの通信範囲はおよそ10センチメートルです。ただし、アンテナを使うことで、範囲を最大20センチメートルまで広げられます。この短い通信範囲は意図的なもので、近距離にある機器だけが通信できるため、安全性が高まります。そのため、NFCは、レジでの非接触決済など、安全な取引に適しています。
NFCには、ほかにも多くの用途があります。次のような例があります。
- バスや電車などの公共交通機関で運賃を支払う
- コンサートやスポーツイベントでチケットを確認する
- フィットネス機器の運動データを機器と同期する
- 店に入ったときに、携帯電話で特別オファーを表示する
- 美術館で、芸術家や芸術作品に関する情報を読み込む
- 国立公園で、地図や関連情報を表示する
- レストランで、翻訳されたメニューを読み込む
- ホテルでチェックインとチェックアウトを行う
- NFC対応のドアロックを解錠する
NFCは、機器で四角形のコードを読み取る必要があるQRコードの代替手段としてよく利用されます。どちらの技術も短距離の取引向けに設計されていますが、QRコードの読み取りにはカメラが必要なのに対し、NFC通信には近距離無線通信チップが必要です。機器で何かを手動で読み取る必要がないため、NFC通信のほうが簡単だと考えられます。また、NFCは双方向通信を行えますが、QRコードの読み取りは一方向の取引です。
NOTE:NFCの通信範囲は数センチメートルに限られているため、すばやいデータ転送や取引に適しています。より長い時間や距離を必要とする通信には、NFC Connection Handover技術を使って、接続をBluetoothへ切り替えることができます。
知識をテストする

