ハニーポット
ハニーポットとは、コンピューターシステムへの不正なアクセスや使用を検知し、それに対処するために設計されたセキュリティシステムです。「ハニーポット」という名前は、ハッカーやスパマーなどの不正なユーザーを捕らえ、特定して、それ以上の問題を引き起こさないようにするシステムの仕組みに由来します。
ハニーポットは、不正な意図を持つハッカーやユーザーを意図的に誘い込む点で、一般的なセキュリティソリューションとは異なります。たとえば企業は、ハッカーが悪用してコンピューターシステムにアクセスできるよう、ネットワークにセキュリティホールを意図的に作ることがあります。そのシステムには、ハッカーが関心を持ちそうな偽のデータが含まれている場合があります。ハッカーがそのデータにアクセスすると、IPアドレス、地理的な場所、コンピューターのプラットフォーム、その他のデータなど、身元の特定に役立つ情報が明らかになる可能性があります。この情報は、そのハッカーや同様のユーザーに対するセキュリティを強化するために使用できます。
ハニーポットのもう1つの例は、スパマーに対処するために設計されたメールハニーポットです。これは、既知のスパムリストに意図的に追加された偽のメールアドレスとして設定できます。そのメールアドレスを使って、ハニーポットのアカウントにスパムを送信するサーバーや中継サーバーを追跡できます。この情報は、スパム対策データベースで特定のIPアドレスやドメイン名をブラックリストに登録するために使用できます。メールハニーポットは、特定したスパマーのメールアドレスにスパムを転送する対抗手段としても使用できます。
ハニーポットは情報システムを監視して保護する効果的な方法ですが、維持費が高くなることもあります。そのため、ハニーポットは小規模企業よりも、主に大企業や組織で使用されています。政府機関や教育機関が、不正アクセスの試みを追跡し、セキュリティソリューションを改善する手段として、調査用ハニーポットを導入することもあります。
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