DSL
「Digital Subscriber Line」の略です。DSLは、一般的な電話回線を使ってデジタル信号を転送する通信媒体です。ケーブルインターネットとともに、DSLはISPがブロードバンドインターネット接続を提供する方法として最も一般的なものの1つです。
固定電話で通話すると、音声信号は0 Hzから4 kHzまでの低い周波数を使って送信されます。この範囲は「音声帯域」と呼ばれ、銅線の電話回線が対応する周波数範囲のごく一部しか使いません。そのため、DSLでは25 kHzから1.5 MHzまでの高い周波数を使ってデジタル信号を送信します。これらの周波数は、人間が聞き取れる最高周波数(20 kHz)より高いものの、通話中に干渉を引き起こすことがあります。そのため、DSLフィルターやスプリッターを使って、高い周波数が通話に干渉しないようにします。
対称型DSL(SDSL)は、上りと下りの周波数を均等に分け、データの送信と受信に同じ速度を提供します。しかし、ほとんどのユーザーはアップロードするデータよりも多くのデータをダウンロードするため、ISPは通常、非対称型DSL(ADSL)サービスを提供します。ADSLは下りの転送により広い周波数範囲を割り当てるため、下りの速度が数倍速くなります。たとえば、SDSL接続では上りと下りが2 Mbpsになる場合がありますが、ASDL接続では下りが20 Mbps、上りが1.5 Mbpsになる場合があります。
DSLを使ってインターネットに接続するには、DSLインターネットサービスプロバイダー(ISP)に接続する必要があります。ISPはDSLモデムを提供します。このモデムはルーターまたはコンピューターに接続できます。現在では、無線ルーターを内蔵したDSLモデムもあり、Wi-Fi経由でDSLモデムに接続できます。DSLキットには、固定電話に接続できるスプリッターやフィルターが含まれている場合もあります。
NOTE: DSL信号の到達範囲には限りがあるため、DSLインターネットサービスを利用するには、ISPから一定の距離以内に住んでいる必要があります。現在では、都市部の多くでDSLを利用できますが、農村部の多くでは利用できません。
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