MicroLED
「Micro Light Emitting Diode」の略です。
マイクロLED画面は、LEDの配列を使って画像を表示するフラットパネルディスプレイの一種です。各ピクセルは、自ら発光できる3つの微小なRGB ダイオードを組み合わせているため、別途バックライトを用意する必要がありません。各ピクセルの明るさを個別に上げたり下げたり、消灯したりできるため、マイクロLED画面はLCD画面よりも大幅に優れたコントラストを実現できます。
マイクロLED画面には、LCDやOLEDなど、ほかのフラットパネルディスプレイ技術に対していくつかの利点があります。構成する材料がわずか4層だけなので、はるかに薄型です。LEDは非常に電力効率が高いため、必要なエネルギーも少なくて済みます。個々のダイオードを消灯できるため、マイクロLED画面はOLED画面と同じ高いコントラストと深い黒を実現できます。一方、使用されるLEDはOLED画面のものより大幅に明るくでき、画面の焼き付きも起こりません。マイクロLED画面は柔軟で、表面に沿って曲げたり湾曲させたりできます。またモジュール式でもあるため、製造後に小さなパネルを組み合わせ、さまざまな形状の大きなパネルを作れます。
マイクロLED画面の主な欠点は、微小なサイズの個々のダイオードを安定して製造する工程が複雑なため、非常に高価なことです。2022年時点では、マイクロLED画面はまだ一般消費者向けに広く製造されていません。ほとんどのマイクロLED画面は、テレビやコンピューターのモニターとして快適に使うには大きすぎるうえ、多くの人にとって価格が高すぎます。そのため、マイクロLED技術は主に商業施設や、バーチャルセットの部品として映画業界で使われています。
マイクロLED画面の製造方法
マイクロLED画面のディスプレイ部分は、わずか4層の部品で構成されています。そのため、ほかの種類のフラットパネルより薄く軽い画面になります。これらの層は、下から順に次のとおりです。
- 基板 - パネルの残りの部分を支える土台となる層で、通常はガラスまたはプラスチックでできています。
- 電極 - 個々のピクセルに電流を供給し、点灯または消灯させたり、明るさを変えたりする層です。
- RGBマイクロLED - 赤、緑、青の微小なダイオードを別々に組み立て、ピクセルのマトリックスを作ります。これらのダイオードは個別に明るくしたり暗くしたりできるため、1ピクセルあたり数百万種類の色を作り出せます。
- カバー - ガラスまたはプラスチックでできた保護層です。
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